Pennywise
Pennywise(ペニーワイズ)
**Pennywise(ペニーワイズ)**は、1988年にアメリカ・カリフォルニア州ハモサビーチで結成されたパンクロックバンド。スケートカルチャーと深く結びついたメロディックハードコア/スケートパンクを代表する存在で、90年代のカリフォルニア・パンクシーンを語る上で欠かせないバンドの一つである。
バンド名は、スティーヴン・キングのホラー小説『IT』に登場するキャラクター「ペニーワイズ」に由来する。
高速でストレートなパンクサウンドと、社会問題や政治へのメッセージ、ポジティブな精神(Positive Mental Attitude)をテーマにした歌詞で世界中のパンクファンから支持されている。
結成とカリフォルニア・パンクシーン
Pennywiseは以下の4人によって結成された。
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・Jim Lindberg(ボーカル)
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・Fletcher Dragge(ギター)
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・Jason Thirsk(ベース)
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・Byron McMackin(ドラム)
メンバーは同じ高校の友人で、地元ハモサビーチのサーフィンやスケート文化とパンクシーンの中で育った。
1989年にEP『A Word from the Wise』を発表し、1991年にはEpitaph Recordsからセルフタイトルアルバム『Pennywise』でデビュー。
この時期のEpitaph Recordsは、Bad ReligionやNOFXなどの重要バンドが所属するレーベルで、Pennywiseもその中心的存在として注目されていく。
90年代メロディックパンクの代表格
1993年『Unknown Road』、1995年『About Time』の成功により、Pennywiseは世界的な人気を獲得。特に『About Time』はBillboard 200にもチャートインし、バンドの代表作の一つとなった。
同時期には
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・NOFX
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・Rancid
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・Green Day
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・The Offspring
などと並び、90年代パンクリバイバルを牽引する存在として知られるようになる。
また、スケートやサーフィン文化との結びつきも強く、彼らの楽曲は多くのスケートビデオやゲーム、アクションスポーツの映像で使用され、カルチャーの象徴的存在となった。
ベーシストJason Thirskの死と『Full Circle』
1996年、ベーシストのJason Thirskが亡くなるという悲劇が起こる。
翌年リリースされたアルバム『Full Circle』(1997)は彼に捧げられた作品で、代表曲「Bro Hymn」は亡き友人へのトリビュートとしてパンクアンセムとなった。
以降、Randy Bradburyが正式メンバーとしてベースを担当するようになる。
ボーカル交代と再結成
2009年、長年フロントマンを務めたJim Lindbergが脱退し、IgniteのボーカルZoli Téglásが加入。
このラインナップで2012年にアルバム『All or Nothing』をリリースしたが、その年のうちにLindbergがバンドへ復帰する。
その後も活動を続け、2018年にはアルバム『Never Gonna Die』を発表。現在も世界中のパンクフェスで精力的にライブを行っている。
現在のメンバー
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・Jim Lindberg – ボーカル
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・Fletcher Dragge – ギター
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・Randy Bradbury – ベース
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・Byron McMackin – ドラム
代表曲
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・Bro Hymn
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・Fuck Authority
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・Same Old Story
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・Alien
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・Wouldn't It Be Nice
シンプルでスピード感のある演奏、力強いコーラス、そしてメッセージ性の高い歌詞は、メロディックハードコアの定番スタイルとして現在も多くのバンドに影響を与えている。


