Limp Bizkit
Limp Bizkit
1990年代後半から2000年代初頭にかけて、ロックシーンに大きな衝撃を与えたバンドがある。
それがアメリカ発のミクスチャー・ロックバンド
Limp Bizkit だ。
ラップ、ヘヴィメタル、ハードコア、ヒップホップ。
それらを強引に混ぜ合わせたサウンドと、挑発的なキャラクターで一気に人気を爆発させた彼らは、ニューメタル時代の象徴的存在となった。
フロリダで生まれたミクスチャーバンド
Limp Bizkitは1994年、アメリカ・フロリダ州ジャクソンビルで結成された。
中心人物はボーカルの Fred Durst。
Durstはヒップホップ、メタル、パンクを愛するミュージシャンで、
「ラップとロックを融合させたバンド」を作ることを目指していた。
彼はベーシスト Sam Rivers、
ドラマー John Otto と共にバンドを結成。
そこに独特なギターセンスを持つ Wes Borland が加入し、
さらにDJ DJ Lethal が加わることで、
現在のLimp Bizkitのサウンドが完成した。
ラップ × メタルの爆発
彼らの音楽は主に
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・ニューメタル
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・ラップメタル
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・ハードロック
といったジャンルに分類される。
特徴は
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・ラップ調のボーカル
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・重いメタルリフ
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・DJスクラッチ
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・ファンクのグルーヴ
といった要素が混ざった、当時としては非常に新しいサウンドだった。
このスタイルは、
Korn
Rage Against the Machine
などの流れを受け継ぎながら、よりポップで大衆的な形へと進化したものと言える。
世界的大ヒットアルバム
Limp Bizkitの人気を決定づけたのは1999年のアルバム
『Significant Other』。
収録曲
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・Nookie
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・Break Stuff
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・Re-Arranged
などがヒットし、世界的なバンドへと成長する。
そして2000年に発表された
『Chocolate Starfish and the Hot Dog Flavored Water』 は、
初週だけで100万枚以上を売り上げる大ヒットを記録した。
収録曲
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・Rollin' (Air Raid Vehicle)
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・My Generation
は、ニューメタル時代の代表曲として知られている。
賛否両論のカリスマ
Limp Bizkitは巨大な人気を得る一方で、
ロックシーンの中では 賛否両論の存在でもあった。
歌詞の過激さや、
Fred Durstの挑発的なキャラクターは、
多くの批判を呼ぶこともあった。
しかしそれでも、
彼らが2000年代初頭のロックシーンを席巻した事実は変わらない。
ニューメタル時代の象徴
Limp Bizkitは
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・Linkin Park
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・Slipknot
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・Papa Roach
などと並び、ニューメタル黄金期を作った重要なバンドの一つだ。
その音楽は、
怒りやフラストレーションを抱えた若者たちのエネルギーを
そのまま爆発させたようなサウンドだった。
“ダサい”と言われても消えないバンド
Limp Bizkitは時に「ダサい」と言われ、
批判され続けてきたバンドでもある。
しかしそれでも、
Break Stuff や Rollin' が鳴れば
今でもモッシュピットは爆発する。
それがLimp Bizkitというバンドの強さだ。
つまり彼らは、
ロック史上もっとも“問題児”で、
それでも無視できないバンドの一つなのである。