バンド・アーカイブ // データ。
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GASTUNK
バンド・プロフィール & 詳細
GASTUNK(ガスタンク)
パンクとメタルを接続した、日本最初の“異端”
1983年結成、東京発のロックバンド、
GASTUNK。
ハードコアパンクからスタートしながら、
ヘヴィメタルやハードロックを大胆に取り込み、
日本で初めて“パンク×メタル”を本格的に融合したバンド
として語られる存在。
■ 概要
GASTUNKは単なるジャンルミックスではない。
- ハードコアの攻撃性
- メタルの様式美
- ロックのスケール感
これらを一つのバンドとして成立させた、
当時としてはかなり異例の存在。
メディアからは「ヘヴィメタルバンド」とも呼ばれたが、
その実態はもっと雑食で、もっと危険。
■ メンバー(代表的ライン)
- Vo:BAKI
- Gt:TATSU
- Ba:BABY
- Dr:PAZZ
この布陣がGASTUNKの“完成形”。
■ 来歴
1983年、BABYを中心に結成。
初期はハードコアパンクとして活動し、
その後徐々にメタル要素を強化。
1985年『DEAD SONG』で注目を集め、
1987年『UNDER THE SUN』でメジャー進出。
1988年、アルバム『MOTHER』を残して解散。
その後
- 1999年(hide追悼ライブ)
- 2006年
- 2010年〜本格再始動
と断続的に復活し、現在も活動を継続している。
■ サウンド / スタイル
GASTUNKの核は
“暴力性と様式美の同居”
具体的には👇
- ハードコア的なスピードと粗さ
- メタル的リフとドラマ性
- クリーンとデスを行き来するボーカル
特にBAKIの
歪んだシャウト ↔ メロディアスな歌唱
の切り替えは、後のバンドにも大きな影響を与えた。
■ ビジュアル / 美学
GASTUNKは音だけじゃない。
- 白塗りメイク
- 派手なヘアスタイル
- 退廃的なビジュアル
これらは後の
ヴィジュアル系の原型のひとつ
とも言われている。
■ ライブ
ライブは完全に“破壊型”。
- ハードコアの暴力性
- メタルのスケール感
- 圧倒的な存在感
当時の日本シーンではかなり異質で、
“パンクでもメタルでもない何か”
としてフロアを支配していた。
■ 代表作
- 『DEAD SONG』(1985)
- 『UNDER THE SUN』(1987)
- 『MOTHER』(1988)
- 『VINTAGE SPIRIT, THE FACT』(2021)
特に初期3作は、日本ロック史の重要作品。
■ 影響 / フォロワー
GASTUNKの影響はかなり広い。
- X JAPAN
- L'Arc〜en〜Ciel
- 黒夢
などのメジャー勢から、
- COCOBAT
- BALZAC
といったパンク〜ハードコア勢まで。
つまり、
“ラウド系・V系・パンクを横断して影響を与えた”
かなり特殊なポジション。
■ まとめ
GASTUNKは、
パンクでも、メタルでもない。
その“間”を無理やり繋いだバンド。
だからこそ、
- 後のラウドロック
- ヴィジュアル系
- ミクスチャー
その全部の源流にいる。