バンド・アーカイブ // データ。 816

あぶらだこ

バンド・プロフィール & 詳細

あぶらだこ

不条理と緊張感を鳴らす、孤高のアヴァンギャルド・パンク

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1983年結成。日本のパンク/ハードコアの文脈から生まれながら、どこにも属さない異形の音楽性で独自の道を歩み続けるバンド、それがあぶらだこだ。単純なハードコアでも、ポストパンクでも、ニューウェーブでもない。緊張感に満ちたリフ、ねじれたリズム、そして不条理な言葉世界——そのすべてが“あぶらだこ的”としか言いようのない空気を生む。

■ ハードコアの外側へ

80年代前半の日本ハードコア・シーンの熱気の中から登場しつつも、彼らは初期から異質だった。速さや暴力性よりも、反復する不穏なギターリフ、神経を逆撫でするようなボーカル、ミニマルで実験的な構築美へと傾倒。
アルバムごとに“色”や“素材”で呼ばれる(通称「木盤」「青盤」など)作品群は、時期ごとに質感を変えながらも、一貫して異様な緊張感を保っている。

■ 言葉と音の迷宮

歌詞は寓話的で抽象度が高く、日常と悪夢の境界線を漂うような世界観。直接的な社会批評とは異なるが、体制や常識への違和感は常に底流にある。
音と言葉が絡み合い、聴き手に“理解”よりも“体感”を求めるスタイルは、まさにアートとしてのパンクだ。

■ 変化し続ける現在進行形

メンバーチェンジや活動休止を経ながらも、断続的に作品を発表。時代が変わっても、その実験性と緊張感は揺るがない。近年の作品でも、枯れや懐古とは無縁の鋭さを提示し続けている。


激情でもアンセムでもない。
だが、確実に“パンクの核心”を突いている。

あぶらだこは、日本パンク史の中でも特異点として存在し続けるバンドだ。
理解する音楽ではなく、飲み込まれる音楽——それが彼らの本質である。

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