BEYONDS
日本メロディック・ハードコアの原点のひとつと語られる伝説のバンド
BEYONDS(ビヨンズ)は、1990年に結成された日本のロック/メロディック・ハードコアバンド。US直系のメロディック・ハードコアとオルタナティブロックを融合させたサウンドで、1990年代の日本インディーズシーンに大きな影響を与えた重要バンドとして知られています。
バンドブームが終わり、ライブハウスシーンが低迷していた“ライブハウス冬の時代”に、
NUKEY PIKES などと並び、USスタイルのメロディック・ハードコアを鳴らすバンドとして人気を集めました。
短い活動期間ながらも、その音楽性は後の日本のパンク/エモ/オルタナシーンに大きな影響を残しています。
バンドの誕生
BEYONDSは1990年に結成され、1991年1月に初ライブを行いました。
当時の日本ではハードコアやビートパンクが主流でしたが、彼らはアメリカのインディーロックやハードコアの影響を受けたメロディックでエモーショナルなロックを展開。
ライブ中心の活動を続け、1993年にアルバムをリリースし本格的にシーンへ登場します。
しかし、メロコアブームが本格化する直前の1994年3月に活動停止。活動期間はわずか数年でしたが、その存在感は非常に大きいものでした。
音楽性
BEYONDSのサウンドは
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・USメロディックハードコア
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・オルタナティブロック
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・インディーロック
を融合した独自のスタイルが特徴です。
激しいパンク的エネルギーと、叙情的でエモーショナルなメロディを併せ持つ楽曲は、当時の日本のパンクとは一線を画していました。
その音楽性は、後の
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・fOUL
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・bloodthirsty butchers
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・eastern youth
などのオルタナ/エモ系バンドにも通じる流れとして語られることがあります。
主な作品
『UNLUCKY』(1993)
BEYONDSの1stアルバム。
USオルタナやハードコアの影響を強く感じさせる作品で、ライブハウスシーンで高く評価されました。
『The World, Changed Into Sunday Afternoon』(1993)
同年にリリースされた2ndアルバム。
バンドの代表作とされることが多く、叙情的なメロディとハードコアのエネルギーが融合した名盤として知られています。
再結成
1994年に活動停止したBEYONDSですが、2005年に再結成。
その後は
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・元 ZAZEN BOYS の
アヒト・イナザワ
などが参加した新体制でも活動し、アルバム『WEEKEND』をリリースするなど再び注目を集めました。
日本ロックシーンへの影響
BEYONDSは活動期間こそ短いものの、日本のインディーロックやパンクに大きな影響を残したバンドです。
実際に、彼らの楽曲をカバーしたトリビュートアルバムが制作されるなど、その功績は現在も高く評価されています。
メロコアブーム以前からUSスタイルのサウンドを鳴らしていたことから、
日本メロディック/オルタナロックの原点の一つとして語られることも多い存在です。
まとめ
BEYONDSは、90年代初頭の日本ライブハウスシーンから生まれた伝説的バンドです。
USメロディックハードコアとオルタナティブロックを融合させたサウンドは、後の日本のロックシーンに強い影響を与えました。
短い活動期間ながら、
**「知る人ぞ知る日本インディーズの重要バンド」**として今も語り継がれています。