Generation X
Generation X|アイドル性と反骨を両立した“ポップ・パンクの先駆者”
1976年ロンドン。パンク爆発の只中で登場したGeneration Xは、
怒号だけでなく“メロディ”と“スター性”を武器にした異色の存在だった。
同時代の過激さとは一線を画し、ポップでキャッチー、それでいて反骨的。
のちのポップパンク/メロディックパンクへとつながる重要なピースである。
■ メンバー
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・ボーカル:Billy Idol
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・ベース:Tony James
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・ギター:Bob Andrews
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・ドラム:Mark Laff
フロントマンのBilly Idolは、鋭い眼光とアイドル的ルックスで注目を集め、
後にソロで世界的成功を収めることになる。
■ 代表作と進化
● 『Generation X』(1978)
デビュー作にして名刺代わりの一枚。
疾走感とポップネスが同居するサウンドは、
「パンク=破壊だけ」という固定観念を崩した。
代表曲:
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・「Ready Steady Go」
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・「Your Generation」
● 『Valley of the Dolls』(1979)
より洗練されたサウンドへ進化。
シンセやドラマ性を取り入れ、ポストパンク的要素も感じさせる作品。
■ 音楽性|“聴けるパンク”
Generation Xの特徴は以下の通り:
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・強烈なフック(サビが耳に残る)
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・コーラスワークの充実
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・若者文化への直接的アプローチ
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・ファッション性の高さ
政治色はThe Clashほど強くなく、
破壊衝動もSex Pistolsほど過激ではない。
だがその分、広い層に届くパンクだった。
■ 同時代バンドとの違い
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・Sex Pistols → スキャンダルと破壊
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・The Clash → 社会派・思想的
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・The Damned → スピードとダークさ
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・Generation X → ポップ性とスター性
彼らは“パンクの大衆化”に貢献したバンドと言える。
■ Billy Idolのその後
1981年以降、Billy Idolはソロへ。
MTV時代を代表するロックスターへと変貌し、
パンク出身アーティストの成功モデルを作った。
Generation Xは短命だったが、
そのDNAは80年代のポップパンクやオルタナへと継承される。
■ PUNK視点で見るGeneration X
Generation Xはこう示した:
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・パンクはポップであってもいい
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・反骨と商業性は両立できる
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・ルックスも武器になる
“怒りだけがパンクじゃない”。
その証明が彼らだった。
■ まとめ
Generation Xは、
パンクの荒波の中でメロディを武器に戦ったバンド。
もしSex Pistolsが爆弾なら、
Generation Xは閃光弾。
派手に光り、
のちのシーンに確かな道筋を残した。


