バンド・アーカイブ // データ。 1442

Kurayamisaka

バンド・プロフィール & 詳細

Kurayamisaka|“過去と今”を接続するオルタナ・パンクの最前線

東京・大井町発、2020年代オルタナシーンのど真ん中を突き進む5人組バンド、Kurayamisaka。
単なる“エモ revival”でも、“懐古オルタナ”でもない。彼らは90〜2000年代の遺伝子を引き継ぎながら、それを現代の感覚で再構築している稀有な存在だ。


■ バンド概要:シーンの中心に躍り出た5人組

Kurayamisakaは2021年頃に活動を開始した東京発の5人組ロックバンド。
トリプルギターという編成を特徴とし、インディー〜オルタナシーンで急速に注目を集めてきた。

  • ・Vo/Gt:内藤さち

  • ・Gt:清水正太郎 ほか

  • ・5人編成/トリプルギター

2024年にはFUJI ROCK FESTIVALの新人枠「ROOKIE A GO-GO」に出演し、観客投票でメインステージ出演権を獲得。さらに海外メディアにもピックアップされるなど、国内外で評価が拡大している。


■ サウンド:残響系の再解釈では終わらない

彼らの音楽を一言で言うなら、
“美しさと暴力性が同居するギターロック”

  • ・90〜2000年代オルタナ/インディーロックの影響

  • ・シューゲイザー〜残響系的な轟音ギター

  • ・ノスタルジックで歌謡的なメロディ

これらをベースにしながらも、単なる焼き直しではなく“2020年代仕様”にアップデートされているのがポイント。

特に特徴的なのがトリプルギター。
音の層が厚いのに埋もれず、それぞれが役割を持って鳴っていることで、ライブでも音源でも圧倒的な立体感を生む。


■ 歌詞と世界観:“美しい矛盾”を描くバンド

Kurayamisakaの核は、サウンド以上に歌の物語性にある。

  • ・青春の終わり

  • ・別れや喪失

  • ・曖昧な希望

こうしたテーマを、叙情的かつ内省的に描くことで、
“暗さ”と“美しさ”が同時に成立する独特の世界観を作り上げている。

楽曲はしばしばストーリー性を持ち、
1曲単体というより“作品”として機能するのも特徴だ。


■ アルバム主義という逆行

サブスク全盛の時代において、彼らがこだわるのは“アルバム”。

2025年リリースの1stフルアルバム
**『kurayamisaka yori ai wo komete』**は、
12曲を通して一つの物語を描く構成となっている。

彼ら自身も
「10年後、20年後に誰かに届く作品を作りたい」
という思想を語っており、
“消費される音楽”へのアンチテーゼとも言える姿勢が見える。


■ ライブ:フィジカルで証明するバンド

ライブでは一転してフィジカルな側面が爆発する。

  • ・ステージを駆け回るパフォーマンス

  • ・フィードバックノイズからの急展開

  • ・観客との一体化

その光景は、2000年代のライブハウス黄金期を思い出させる熱量を持ちながら、今の若いオーディエンスによって更新されている。


■ PUNKHUB的解釈

Kurayamisakaはパンクバンドではない。
でも、“パンク的”なバンドではある。

なぜなら彼らは、

  • ・時代に逆行してアルバムを作り

  • ・流行ではなく衝動を優先し

  • ・感情を削り出すように音を鳴らしている

からだ。

“バズより衝撃”を選ぶ姿勢こそ、現代のパンク”


■ まとめ

Kurayamisakaは、
過去(90〜2000年代オルタナ)と
現在(サブスク以降の感覚)を接続しながら、

“これからのライブハウスの基準”を塗り替えているバンドだ。

エモ、シューゲイザー、残響系…
そのどれにも属するが、どれにも収まらない。

だからこそ今、
このバンドはシーンの中心にいる。

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