SNUFF
SNUFF
UKメロディック・パンクの裏番長
**SNUFF(スナッフ)**は、1986年にロンドンで結成されたUKメロディック・パンクの重要バンド。アメリカのハードコア/メロコア勢とは一線を画す、哀愁とポップさ、そして英国特有のユーモアを併せ持ったサウンドでカルト的支持を集めてきた存在です。
ボーカル/ギターの**ダンカン・レッドモンズ(Duncan Redmonds)**を中心に、解散と再結成を繰り返しながらも、30年以上にわたり活動を継続。派手なメジャー成功よりも、DIY精神と現場主義を貫いたスタンスが彼らの魅力です。
サウンドの特徴
1. UK流メロディック・ハードコア
スピード感あるパンクビートに、どこか切なくも温かいメロディが重なるのがSNUFFの真骨頂。
アメリカのストレートなメロコアと比べると、よりラフで、より“人間味”がある印象です。
2. トロンボーンの導入
パンクバンドとしては異色のトロンボーンを取り入れた楽曲も多く、スカ的ニュアンスや遊び心を演出。これがSNUFFらしさを決定づけています。
3. カバーセンスの良さ
60〜70年代ポップスや映画音楽のカバーも得意で、原曲の良さを壊さずにパンク化するセンスは抜群。
“パンクは何でも飲み込める”という懐の深さを体現しています。
代表作
-
・『Snuff Said』 (1989)
初期代表作。荒削りながらもメロディの才能が光る一枚。 -
・『Reach』 (1992)
UKメロディック・パンクの名盤。感情の振れ幅が大きく、バンドの成熟が感じられる。 -
・『Demmamussabebonk』 (1996)
実験性とポップセンスが同居した傑作。SNUFFの個性が最も色濃く出た作品の一つ。
シーンへの影響
SNUFFは、
-
・UKメロディック・パンク
-
・日本のメロコア/パンクシーン
-
・90年代以降のDIYインディーパンク
に大きな影響を与えました。特に日本では来日公演を重ね、熱心なファン層を獲得。**メジャーではないが“本物”**という評価を確立しています。
SNUFFの魅力とは?
✔ 速いだけじゃない、泣きメロの強さ
✔ 遊び心と英国的ユーモア
✔ 解散しても必ず戻ってくる不屈の精神
✔ 地に足のついたDIYパンクの体現者
ハードコアとポップの狭間で、常に“ちょうどいい不器用さ”を鳴らしてきたSNUFF。
爆発的ヒットよりも、長く愛されるバンドという言葉が最もしっくりくる存在です。

