Suicidal Tendencies
Suicidal Tendencies
**Suicidal Tendencies(スイサイダル・テンデンシーズ)は、1980年にアメリカ・カリフォルニア州ベニスで結成されたハードコアパンクバンド。
後にスラッシュメタルの要素を取り入れたクロスオーバー・スラッシュ(crossover thrash)**の代表的存在となり、パンクとメタルの橋渡しをした重要バンドとして知られている。
中心人物はボーカルの Mike Muir。
ベニスのスケートカルチャーとストリート文化を背景にしたスタイルで、1980年代の西海岸ハードコアシーンに強い影響を与えた。
スケートカルチャーと結びついたハードコア
Suicidal Tendenciesは、ロサンゼルスのスケート/ストリートカルチャーと深く結びついたバンドとして知られている。
初期のサウンドは
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・ハードコアパンク
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・スケートパンク
をベースにした高速で攻撃的なスタイルだった。
その音楽は当時のスケートボードシーンとも密接に結びつき、
パンク・スケートカルチャーの象徴的バンドとして支持を集めていく。
名盤『Suicidal Tendencies』と代表曲
1983年にリリースされたデビューアルバム
『Suicidal Tendencies』
は、80年代ハードコアの名盤として知られている。
収録曲
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・Institutionalized
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・I Saw Your Mommy
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・Subliminal
などは現在でも人気が高い。
特に「Institutionalized」は、ハードコアパンクのミュージックビデオとしては珍しくMTVで放送されたことで大きな話題となり、バンドの知名度を大きく広げた。
パンクとメタルの融合「クロスオーバー・スラッシュ」
1980年代後半になると、Suicidal Tendenciesはサウンドをさらにヘヴィに進化させる。
アルバム
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・How Will I Laugh Tomorrow When I Can't Even Smile Today(1988)
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・Lights…Camera…Revolution!(1990)
では、
ハードコアパンクとスラッシュメタルを融合させたスタイルを確立。
このサウンドは後にクロスオーバー・スラッシュと呼ばれ、
多くのメタル/パンクバンドに影響を与えることとなった。
豪華なメンバーとシーンへの影響
Suicidal Tendenciesには、後に有名になるミュージシャンも多数在籍していた。
代表的なのがベーシストの
Robert Trujillo
後に Metallica に加入する人物であり、
バンドのサウンドにファンク要素を取り入れるなど大きな影響を与えた。
まとめ
Suicidal Tendenciesは、
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・西海岸ハードコア
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・スケートカルチャー
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・クロスオーバー・スラッシュ
これらを語るうえで欠かせないバンドである。
パンクとメタルの境界を越えたその音楽は、
1980年代以降のハードコア/メタルシーンに大きな影響を与えた。
現在でもライブ活動を続けながら、クロスオーバー・スラッシュのレジェンドとして世界中のファンに支持されている。

