THE COLTS
THE COLTS
囚人服で暴れる“ロックンロール・サーカス”――90年代以降の日本ロック史を駆け抜ける異色バンド
THE COLTS(ザ・コルツ) は、1991年に結成された日本のロックバンド。中心人物の 岩川浩二(KOZZY IWAKAWA) を中心に、UKパンクやスカ、ルーツ/カントリー、ジャグバンド的な要素までを飲み込んだごった煮サウンドで、90年代〜2000年代のロックシーンに独自の存在感を放ってきた。「囚人服」をステージ衣装に取り入れるなど独特のビジュアル・ステージも含め、まさに “ロックンロール・サーカス” と称されるスタイルを持っている。
■ 結成と背景
THE COLTS は1991年、ボーカルの岩川浩二が下山とのツインボーカルデュオ THE WILD GUNS を発展させて結成したバンドとしてスタートした。バンド名は、シーンの先輩格である THE MODS の森山達也が命名したとされており、結成初期からUKパンクの影響を色濃く受けている。広島出身のメンバーを中心に、東京・広島を拠点に活動を展開していた。
■ 変遷するスタイルとサウンド
結成後の音楽性は多彩で、パンクの衝動、スカやアイリッシュ的なリズム、さらにルーツ系のロック/ジャズ的要素を混ぜ合わせた “サーカス・ロック” のようなサウンドが特徴だ。
初期は UKパンク直系 の荒削りさを持ちつつ、やがて 囚人服でのステージパフォーマンス や、ホーン/バンジョー/アコーディオンなどの楽器を取り入れた祝祭性を帯びたステージが話題を呼んだ。
音楽的な影響源としては、THE CLASH 等のパンク直系サウンドから、The Pogues のようなスカ/フォークパンクの高揚感まで幅広く、これらを “日本的に鳴らす” ことが特徴となっている。
■ メジャー進出から自主回帰
1997年にはアルバム『WONDERFUL LIFE』でのメジャーデビューを含め、1990年代後半に活動の幅を大きく広げる。2000年代以降は自主レーベル B.A.D RECORDS を立ち上げ、自由な制作/リリースを行いながら音楽活動を続けている。
彼らの作品には、1999年のフルアルバム『H・A・P ~HAPPY TOGETHER~』のように、ロックンロール+スカ+パンク+カントリー/ルーツ・ミュージック が混在した“多国籍ロックンロール”サウンドが詰め込まれている。
■ 活動とレガシー
2017年には 結成25周年記念アルバム『BASTARD!』 をリリースし、クラシック以降のベテランとしての存在感をあらためて示した。ここではTHE MODSのカバー「ブルースに溢れて」も収録されるなど、バンドのルーツと現在を繋ぐ内容となっている。
その後もライブ活動や再発盤により、90年代から続く独自のスタイルをアップデートしながら現在進行形で活動を続けている。
さらにメンバーはソロプロジェクトや関連バンド(例:THE MACKSHOW、JUNCO PARTNER)でも活躍し、個々の表現を広げている。
■ THE COLTS の魅力
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・ジャンル横断の多様なサウンド — パンク/スカ/フォーク/ルーツ・ロックを自在に横断
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・独自のステージ演出 — 囚人服/ホーン隊など視覚と音楽のエンタメ性
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・DIY精神の持続 — 自主レーベルでの活動継続と音楽への信念
THE COLTS は、単なるバンドではなく “ロックンロールの祝祭” とも言える存在だ。
多彩な音楽性と自由な表現で、日本のロック/パンク史に独自の章を刻んでいる。
