THE COMES
THE COMES(ザ・カムズ)
**THE COMES(ザ・カムズ)**は、1982年に東京で結成された日本のハードコア・パンクバンド。日本のハードコア黎明期を代表する存在で、女性ボーカルを擁する初期ハードコアバンドとして世界的にも知られている。
同時期に活動していた
-
・GISM
-
・Gauze
-
・Lip Cream
などと並び、日本のハードコアシーン初期を築いた重要バンドの一つとされている。
バンド結成と日本ハードコア黎明期
THE COMESは1982年、
-
・CHITOSE(ボーカル)
-
・NAOKI(ギター)
-
・MINORU(ベース)
-
・MATSUMURA(ドラム)
のメンバーで東京にて結成された。
当時の日本では、1980年前後にハードコアパンクが急速に広まり始め、社会への反発や若者の怒りを表現する音楽として独自のシーンが形成されていった。
THE COMESはその初期シーンの中心に存在し、1982年には新宿LOFTで行われたハードコアイベントに出演。激しいサウンドと衝動的なライブパフォーマンスで注目を集めるようになる。
女性ボーカルCHITOSEの存在
THE COMESの最大の特徴は、女性ボーカルCHITOSEの強烈な存在感である。
当時のハードコアシーンでは女性フロントマンは非常に珍しく、彼女の攻撃的なシャウトとエネルギッシュなステージングは大きなインパクトを与えた。
そのスタイルは海外のパンクバンド
-
・The Damned
-
・The Stranglers
などから影響を受けたとも言われている。
代表作『NO SIDE』
1983年、ハードコア専門レーベルDOGMA RECORDSから1stアルバム
『NO SIDE』
をリリース。
この作品は、日本ハードコア黎明期を象徴する名盤として現在も高く評価されている。荒削りでスピード感のあるサウンドと衝動的なボーカルは、後のハードコアバンドに大きな影響を与えた。
メンバーのその後と解散
1984年には
-
・NAOKI
-
・MINORU
が脱退し、後に日本ハードコアの重要バンド
Lip Cream
を結成。
またドラマーのMATSUMURAは
Gastunk
へ参加するなど、メンバーはその後も日本ハードコアシーンで重要な役割を果たしていく。
1986年にはアルバム**『POWER NEVER DIE』を発表するが、その後バンドは解散。残ったメンバーは新たにVirgin Rocks**を結成し活動を続けた。
ディスコグラフィ(主要作品)
アルバム
-
・NO SIDE(1984)
-
・Power Never Die(1986)
コンピレーション参加
-
・Outsider(1982)
日本ハードコア史での位置づけ
THE COMESは
-
・初期東京ハードコアを代表するバンド
-
・女性フロントのハードコアパンク先駆者
-
・後続バンドへの影響力
という点で、日本パンク史において非常に重要な存在とされている。
1980年代初頭の日本では、ハードコアバンドたちは社会の常識に反抗するカウンターカルチャーとして活動しており、その過激でエネルギッシュなシーンは現在も世界のパンクファンから高く評価されている。

