The Dickies
The Dickies
結成:1977年
出身:アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス
ジャンル:ポップパンク/ハードコア初期/コミック・パンク
■ 速くてポップ、そして“ふざけ倒す”パンク
The Dickiesは、LAパンク・シーンの中でも異色の存在。
高速ビートとキャッチーなメロディ、そして徹底的にユーモラスなスタンスで、シリアスな政治色の強いバンドが多かった当時の空気を軽やかに裏切りました。
「パンクは怒りだけじゃない。笑いも武器だ。」
それを体現したのがThe Dickiesです。
■ デビュー作で確立されたスタイル
1979年発表の1stアルバム
The Incredible Shrinking Dickies
代表曲:
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・「Give It Back」
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・「Waterslide」
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・「Paranoid」(Black Sabbathカバー)
超高速でコミカル、しかし演奏力は高い。
単なるおふざけではなく、タイトでキレのある演奏があるからこそ成立するスタイルです。
■ 有名すぎるカバー曲
特に有名なのが、アニメ主題歌のパンクカバー
Banana Splits Theme
子供向け番組のテーマ曲を爆速パンクに変換するセンスは、
後のポップパンクやスケートパンクに大きな影響を与えました。
“何でもパンクにしてしまう”自由さは、彼らの象徴です。
■ サウンドの特徴
✔ 異常なまでの高速テンポ
✔ ポップで耳に残るメロディ
✔ コミカルなボーカル
✔ ホラー/SF/サブカルネタ
重苦しさゼロ。
だが、エネルギーは満タン。
■ LAパンクとの関係
同時代には:
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・X
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・Black Flag
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・Germs
などが存在しましたが、The Dickiesはその中でも“明るさ担当”。
後のDescendentsやポップパンク勢に繋がる重要な存在です。
■ 影響を与えたシーン
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・90年代ポップパンク
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・スケートパンク
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・メロディック・ハードコア
Green DayやNOFX系の「速くてポップ」路線のルーツの一角といえます。
■ なぜ再評価され続けるのか?
The Dickiesは、パンクが“深刻さ”に寄り過ぎた時代に
「もっと楽しくやろうぜ」と言ったバンド。
皮肉でも政治でもなく、
エンターテインメントとしてのパンクを提示しました。
そして何より——
ライブが異常に楽しい。
■ まとめ
The Dickiesは、
✔ LAパンク初期の重要バンド
✔ 高速ポップパンクの先駆け
✔ カバー文化の拡張者
✔ “楽しさ”を武器にしたパンク
