The Lurkers
The Lurkers(ザ・ラーカーズ)|“ブリティッシュ・ラモーンズ”と呼ばれた初期UKパンクの名バンド
The Lurkersは、1976年にイギリス・ロンドン近郊のアクスブリッジで結成されたパンクロックバンド。
1977年のUKパンクムーブメント初期から活動していたバンドで、キャッチーでストレートなパンクサウンドから「British Ramones(ブリティッシュ・ラモーンズ)」とも呼ばれている。
1977年のシングル「Shadow」は、インディーレーベル Beggars Banquet Records の第1号リリース作品としても知られている。
The Lurkersとは
The Lurkersは1976年に結成され、
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・Pete Stride(ギター / ソングライター)
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・Howard Wall(ボーカル)
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・Nigel Moore(ベース)
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・Manic Esso(ドラム)
などのメンバーで活動を開始した。
ロンドンの伝説的パンククラブ Roxy Club の初期出演バンドのひとつで、
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・The Jam
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・Slaughter & The Dogs
などと共演しながら、UKパンクシーンで存在感を高めていった。
バンドの特徴
“ブリティッシュ・ラモーンズ”と呼ばれたサウンド
The Lurkersは多くのUKパンクバンドと違い
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・The Ramones
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・New York Dolls
などアメリカのパンクバンドの影響を強く受けている。
そのため
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・短くシンプルな曲
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・キャッチーなメロディ
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・ストレートなロックンロール感
が特徴のパンクサウンドになっている。
1977パンクシーンの重要バンド
1977年には
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・BBC Radio 1 John Peel Session出演
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・シングル「Shadow」がリスナー投票で年間12位
など、UKパンクシーンの中でも注目を集める存在となった。
1978年のシングル
**「Ain’t Got a Clue」**はUKシングルチャート45位を記録している。
代表曲
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・Ain’t Got a Clue
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・Shadow
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・Just Thirteen
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・I Don’t Need to Tell Her
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・Pills
特に「Just Thirteen」は、Mojo誌の“偉大なパンクシングル”リストにも選ばれている。
代表アルバム
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・『Fulham Fallout』(1978)
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・『God's Lonely Men』(1979)
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・『Chemical Landslide』(2012)
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・『The Future’s Calling』(2016)
デビューアルバム『Fulham Fallout』はUKチャート57位を記録し、初期UKパンクの代表作の一つとされている。
おすすめポイント
The Lurkersは、1977 UKパンクの中でも“ロックンロール寄り”のバンド。
例えば
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・Sex Pistols → 反体制パンク
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・The Clash → 政治パンク
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・Buzzcocks → メロディックパンク
に対して、The Lurkersは
「Ramones系のシンプルでキャッチーなパンク」
というポジション。
つまり
UKパンク × アメリカンパンクの中間的存在
と言えるバンドだ。
70年代UKパンクを深掘りするなら、
The Vibrators / Buzzcocks / The Boysあたりと一緒に聴くとかなり面白い。