THE MAD CAPSULE MARKETS
THE MAD CAPSULE MARKETS
日本のロックシーンの中で、パンク・メタル・電子音楽をここまで融合させたバンドはほとんど存在しない。
それが横浜出身のバンド THE MAD CAPSULE MARKETS(ザ・マッド・カプセル・マーケッツ) だ。
ハードコアパンクから始まり、
デジタルハードコア、ラップメタル、インダストリアルへと進化。
彼らは90年代〜2000年代にかけて、日本だけでなく海外のロックシーンにも影響を与えた唯一無二のバンドだった。
パンクバンドとして始まった原点
THE MAD CAPSULE MARKETSの歴史は1985年、
ボーカル KYONO(京野寿彦) とギタリスト 小島実 が高校時代に結成したパンクバンド Berrie から始まる。
その後
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・ベース:上田剛士
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・ドラム:Seto
が加入し、地下シーンで活動を開始。
1990年にはバンド名を
THE MAD CAPSULE MARKET'S(後にTHE MAD CAPSULE MARKETS)
へ変更し、正式デビューを果たす。
初期の音楽はハードコアパンク色の強いサウンドだった。
電子音楽と融合した異端のロック
1990年代に入ると、バンドは急速に音楽性を変化させる。
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・サンプリング
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・打ち込み
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・ニューウェーブ
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・電子音楽
などを取り入れ、
パンク+デジタルサウンドという独自のスタイルを確立していった。
この頃の作品
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・Mix-ism(1994)
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・Park(1994)
では、スカやメロディック要素も取り入れた多彩なサウンドを展開している。
世界に衝撃を与えたデジタルハードコア
1996年のアルバム
4 PLUGS
そして1997年の
DIGIDOGHEADLOCK
から、バンドはさらに激しく進化する。
ヘヴィなギターと電子ビートを融合させた
デジタルハードコア / ラップメタル路線へ突入したのだ。
このスタイルは海外でも評価され、
日本のロックバンドとしては珍しく
ヨーロッパのフェスやツアーでも人気を獲得していく。
国際的評価を得た名盤
1999年のアルバム
OSC-DIS
は、彼らの代表作として知られる。
このアルバムに収録された楽曲 「Pulse」 は
ゲーム Tony Hawk's Pro Skater 3 に使用され、
海外のロックファンの間でも一気に知名度が広がった。
さらに2001年の
010
では電子音楽の要素がさらに強まり、
サイバーパンク的な世界観を持つロックサウンドを完成させた。
2006年、突然の活動休止
2004年のアルバム
CiSTm K0nFLiqT...
を発表した後、バンドは2006年に
**「長期休止」**を発表する。
メンバーはそれぞれ
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・KYONO → ソロや Wagdug Futuristic Unity
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・上田剛士 → AA=
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・MOTOKATSU → セッション活動
など個々のプロジェクトで活動を続けている。
日本ロック史の“サイバー・パンク”
THE MAD CAPSULE MARKETSの音楽は、
単なるロックではない。
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・ハードコアパンク
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・電子音楽
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・インダストリアル
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・ラップメタル
これらを混ぜた彼らのサウンドは、
まるでサイバーパンクの世界をそのまま音楽にしたようなものだった。
だからこそ彼らは、
日本ロック史の中でも非常に異質な存在として語り継がれている。